平成29年度 菊名記念 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1 143 265 245 446 610 943 1557 1747 753
平成29年度中に退院した患者様の退院時年齢で集計しています。

地域医療支援病院である当院の役割は、「急性期医療」を担う病院であり、
地域完結型医療の確立を目指し、質の高い急性期医療を継続的に患者様に提供しています。
土曜日も一日診療を行い、地域医療へ貢献していきます。

前年度と比較して、全体的に患者数は増加していますが、内訳としてみると70歳以上の患者様が著しく増加しております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 360 22.32 20.83 23.89 84.87
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 115 3.23 5.15 1.74 66.02 患者用パス1
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 83 14.28 12.34 25.30 79.71 患者用パス1
100380xxxxxxxx 体液量減少症 49 13.49 9.16 22.45 81.55
0400801499x012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし
副傷病ありA-DROP スコア2
41 18.49 18.18 9.76 87.20
【対象件数: 1883件】

当院では内科機能を総合診療科として診療を行っております。
救急・入院加療を要する患者さまの初療を行い、しかるべき専門医の治療へとつなげていきます。
また、高血圧、糖尿病、心臓病、腎臓病など複数の疾患を同時に抱える患者さまを総合的な見地から診察いたします。

前年度同様に「肺炎」による入院が内科疾患の大半を占めています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 78 4.81 5.56 1.28 37.77 患者用パス1
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし
手術・処置等2なし 副傷病なし
71 5.55 7.40 0.00 57.32 患者用パス1
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし
手術・処置等2なし 副傷病なし
39 10.08 8.98 5.13 69.62
060210xx9700xx ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術あり 手術・処置等1なし
手術・処置等2なし
26 17.19 14.71 7.69 66.50
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 副傷病なし 25 6.20 7.01 0.00 38.32
【対象件数: 652件】

食道から直腸にいたるまでの、がんを含む消化管腫瘍の内視鏡外科治療(腹腔鏡)を主とし、胆石症、腸閉塞なども腹腔鏡下治療を行っています。
肝胆膵などの腫瘍性病変の診断や治療(外科的切除や胆道ステント挿入など)、救急疾患である急性腹症の診断や治療、
がんに対しての化学療法も積極的に行っています。
また、女性専門外来も併設しており、マンモグラフィ・超音波・MRIなどによる乳腺疾患の診断・治療を行っています。
日本乳がん学会認定関連施設としても認められています。

前年度と比較して、上位疾患は「虫垂炎」「胆嚢水腫・胆嚢炎」「腸閉塞(イレウス)」と変化はありませんが、
鼠径ヘルニア・胃・大腸・乳腺の根治術も多く施行しております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 233 21.85 27.09 48.07 84.42 患者用パス1
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 139 9.51 11.41 0.00 27.52 患者用パス1
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし
副傷病なし
80 14.00 19.94 38.75 80.66 患者用パス1
患者用パス2
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 48 3.44 5.21 2.08 59.04 患者用パス1
患者用パス1
160700xx97xx0x 鎖骨骨折、肩甲骨骨折 手術あり 副傷病なし 32 2.69 5.54 0.00 41.00 患者用パス1
【対象件数: 1000件】

救急病院という性質上、整形外科外傷一般はすべて受け入れており、早期治療、早期社会復帰を目指し、適切な治療を心がけています。
その他、スポーツ障害、慢性疾患(椎間板ヘルニア、腰痛症、変形性関節症)等においては、理学療法、手術療法をあわせて行っています。

前年同様に、高齢者に多くみられる大腿骨骨折とスポーツ障害による膝・肩・上腕の症例数が多く、当院で手術施行後にリハビリが必要な患者さんは
回復期リハビリテーションや地域包括ケアのある医療機関と連携し、その後も継続してリハビリができるように地域連携パスを運用しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし
手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし
発症前Rankin Scale 0、1又は2
71 15.76 16.38 21.13 72.27 患者用パス1
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり
手術・処置等2なし 副傷病なし
56 6.77 9.68 1.79 77.80 患者用パス1
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし
手術・処置等2なし 副傷病なし
47 5.77 7.34 8.51 76.09 患者用パス1
患者用パス2
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし
手術・処置等1なし 手術・処置等24あり
副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2
23 13.39 18.34 13.04 78.57 患者用パス1
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等2なし 23 4.57 6.28 4.35 78.04
【対象件数 588件】

脳神経外科では身近な症状では、頭痛やめまい、手足のしびれから、てんかん発作や意識障害、手足の運動障害などを扱い、
疾患では脳卒中とよばれる脳血管性障害(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)や種々の脳腫瘍、頭部外傷、頭蓋内感染症などの
脳疾患や脊髄疾患を対象といたします。

また、半側顔面けいれんや三叉神経痛も扱います。脳卒中にはtPAによる超急性期治療が可能で、横浜市内の脳卒中治療ネットワークにも参加しております。
脳卒中ケアユニット病床の2016年12月からの稼動と早期からの積極的なリハビリテーションを行い、神経機能の回復を図ります。
SCUを開設後、収容患者数が増加し、またより早期からのリハビリテーションが可能となり、更に回復期リハ病院等後方連携施設へより早期に転院が可能となった。
また、近年発達がめざましい脳動脈瘤や脳動静脈奇形に対する血管内治療などを含め、より適切な高度医療を提供したいと考えています。

前年度と比較すると、外傷による頭部疾患より脳梗塞等の脳血管障害に対する治療実績が上回る結果となりました。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx97xxxx 静脈・リンパ管疾患 その他の手術あり 41 2.00 3.20 0.00 69.27
050161xx9900xx 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし
手術・処置等2なし
28 17.43 17.95 3.57 74.18
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術
手術・処置等2なし
25 12.08 12.51 0.00 75.72
180040xx01x1xx 手術・処置等の合併症 内シャント又は外シャント設置術等
手術・処置等21あり
14 16.14 22.85 21.43 69.36
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。)
単独のもの等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり
13 27.08 23.29 0.00 73.08
【対象件数: 228件】

当科は心臓血管外科専門医認定機構の基幹施設に認定されています。また、日本心臓血管外科手術データベースに加盟し、
全ての手術が客観的・学術的に分析され、当科は全国と比較して良好な手術成績と評価されています。
心臓移植を除くあらゆる成人心臓血管手術を行っており、重症緊急症例も受け入れています。
緊急手術への対応と重症症例手術にもかかわらず良好な手術成績を得ることができているのは、麻酔・集中治療・手術室・ICU・臨床工学士ほか関連部門とのチーム医療が実践できていることによります。今後も高い質を保った上で「小回りの効く心臓血管外科」として地域医療に貢献して参ります。

前年度と比較すると、透析導入後の患者様に対する治療と、狭心症に対する治療が増加しております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110200xx04xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的レーザー前立腺切除術 60 8.83 7.64 0.00 73.78 患者用パス1
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし
手術・処置等2なし
26 6.65 7.31 0.00 72.73 患者用パス1
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし
副傷病なし
25 4.56 5.75 0.00 53.04 患者用パス1
11012xxx99xx0x 上部尿路疾患 手術なし 副傷病なし 12 2.67 5.39 0.00 46.75
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 10 6.40 12.34 0.00 62.40 患者用パス1
【対象件数: 182件】

当院泌尿器科は低侵襲の治療を提供すべく日々努力しております。
結石治療に対してはTUL(経尿道的尿管結石砕石術)にて行います。
当院では従来のTULと軟性尿管鏡によるf-TULも行っております。
また従来のTURP(経尿道的前立腺切除術)に加え、HOLEP(経尿道的前立腺核出術)も行っています。
TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)やその他のEndurologyに力をいれております。
検査においても膀胱鏡検査を始め、できるだけ侵襲の少ない器具を使用し、患者さんのニーズに少しでもお応えすることをモットーにしております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等
手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし
副傷病なし
281 3.88 4.62 1.07 69.61 患者用パス1
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし
手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 副傷病なし
268 3.22 3.19 0.00 70.41 患者用パス1
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし
手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし
131 3.02 3.03 0.00 67.85 患者用パス1
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術
手術・処置等2なし
81 5.60 5.30 1.23 63.79 患者用パス1
患者用パス2
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし
副傷病なし
79 20.90 17.71 16.46 81.34
【対象件数: 1243件】

医師は常勤6名で、全員が心臓病治療を行うことができます。また、外科的手術を必要とする場合には、心臓血管外科との連携を確立しています。
その他の疾患として不整脈、心不全の診断治療も積極的に行っています。
外来は毎日行っていますが、病状が不安定の場合は救急外来で24時間体制で診察しています。

前年同様に、「狭心症」が最も多い疾患となっていますが、緊急を要する「急性心筋梗塞」にも対応しています。
遠方より紹介でご来院いただいた場合は、事前にコーディネーターを介し受診・入院・検査などの日程を調節していますのでご利用ください。
原則として、紹介患者さまが退院した後は紹介医の先生に継続診療をしていただいておりますが、
定期的な経過観察を要する場合は顧客患者さまとして登録し、コーディネーターを介してご連絡させていただいております。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 99 4.02 5.50 0.00 50.05
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし
副傷病なし
66 9.59 10.61 0.00 76.98
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 60 7.53 7.87 0.00 59.03
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの)
その他の手術あり 手術・処置等2なし副傷病なし
28 10.00 10.71 3.57 65.32
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし
手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
27 6.37 7.39 0.00 60.56
【対象件数: 725件】

内視鏡検査は、外来でこられてから基本的に3日以内に予約が入ります。ご希望があれば静脈麻酔薬(鎮痛剤)を使用して、無痛を目指します。
腹痛、発熱や下血など有症状で検査対象の場合には、即日検査で対応します。
潰瘍出血や胆石による黄疸など、早急に検査が必要な場合は迅速に対応します。
また、大腸ポリープや悪性疾患の内視鏡治療(内視鏡的粘膜切除、粘膜下層剥離術など)にも素早く対応します。
外科医との連絡も消化器センターとして日々連携しておりますのでスムースです。

前年度の内視鏡センターのリニューアル後、順調に件数を増しております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 14 4 4 10 2 5 1 7
大腸癌 17 15 16 9 10 64 1 7
乳癌 14 12 3 3 2 2 1 7
肺癌 1 0 0 9 1 2 1 7
肝癌 0 2 2 3 4 5 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
・平成29年度中に退院した実患者数となっております。
・5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さまの人数を初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。
・UICC(国際対がん連合)分類は第7版を使用しています。
・「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合です。
・「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了したあと、自施設にて患者さまを診療した場合や、
治療癌寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合です。

前年度と比較すると、大腸癌が最も多く、次いで胃癌・乳癌となっています。
疾患・生活スタイルを総合的に判断し、1泊2日の短期入院による手術入院から、
内視鏡治療、手術治療(腹腔鏡下含む)、抗がん剤治療などの治療法を患者様と共に選択しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 37 8.49 50.86
中等症 172 16.05 81.42
重症 36 23.92 86.28
超重症 2 30.00 86.00
不明 0 0 0
平成29年度中に退院した15歳以上の患者様を対象にしています。(なお 「市中肺炎」とは、普段の生活の中でかかる肺炎のことです。)

重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。
1)男性70歳以上、女性75歳以上
2)BUN(尿素窒素)21mg/dL以上または脱水あり
3)SpO2(動脈血酸素飽和度)90%以下(PaO2(動脈酸素分圧) 60Torr以下)
4)意識障害(肺炎に由来する)
5)血圧 90mmHg以下

軽症:上記5つの項目の何れも満たさないもの
中等症:上記項目の1~2つ有するもの
重症:上記項目の3つ有するもの
超重症:上記項目の4~5つ有するもの
不明:上記項目のうち1つでも不明であったもの

前年度と同様に、症例数では中等症の割合が多く、次いで軽症となっています。
この重症度が上がるほど、平均在院日数が長くなり、平均年齢が高くなっています。
平均年齢と在院日数は重症度に関わらず、上昇・増加傾向にあります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 240 18.53 78.09 24.52
その他 21 16.52 75.05 1.15
※ICD10とは、「国際疾病分類」のことで、疾病及び関連保健問題の国際統計分類です。世界保健機関(WHO)により
公表された分類で死因や疾病の統計、診療記録の管理等に活用されているものです。

脳梗塞等の分類にあたる患者様の集計になるため、脳神経外科や内科に入院された患者様になります。
発症日から3日以内の急性期脳梗塞が約9割を占め、平均年齢は78歳で、早期にリハビリテーションを開始し、20日前後で自宅もしくは施設に帰られるか、
約3割の患者様はその後の回復期リハビリテーションを担う医療機関に転院されています。

また、当院では平成29年1月に「脳卒中ケアユニット入院医療管理料(SCU)」を開設し、脳卒中の患者さんに対して治療をすることが出来るようになりました。
以前からt-PA治療による超急性期治療も行っており、横浜市内の脳卒中治療ネットワークにも参加しております。脳卒中に対する早期からの積極的なリハビリテーションを行い、神経機能の回復を図ります。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 9 40.67 20.00 11.11 82.11
K386 気管切開術 4 51.25 46.00 50.00 75.00
K654 内視鏡的消化管止血術 3 4.00 23.67 0.00 83.00
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 3 2.00 23.00 33.33 72.67 患者用パス1
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 2 9.00 34.00 0.00 67.00 患者用パス1
内科では基本的に手術を施行しないため、術後の転科した患者さんになります。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 90 1.06 5.10 1.11 58.36 患者用パス1
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 78 0.59 3.22 1.28 37.77 患者用パス1
K718-21 鼠径ヘルニア手術 38 1.63 2.03 0.00 70.66 患者用パス1
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 33 1.00 1.12 0.00 59.27 患者用パス1
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 15 4.53 18.87 33.33 75.73 患者用パス1
現在、外科の常勤医師は7名及び乳腺外科の常勤医師1名で手術を行っています。(非常勤除く)

腹腔鏡を中心とした内視鏡外科治療の進歩はめざましく、当院でも腹腔鏡下手術を積極的に行っています。
症例的には、前年同様に虫垂炎、胆嚢炎、鼠径ヘルニアが多く、緊急の手術にも対応しています。
悪性疾患では、胃・大腸・肝臓・胆嚢・膵臓などの消化器がんや乳腺の手術も行っております。
他科とのスムーズな連携により、フットワーク軽く早期手術により件数増加となっております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 180 1.96 17.61 42.78 83.45 患者用パス1
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯) 109 0.96 8.61 0.00 26.94 患者用パス1
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 79 2.70 18.84 53.16 82.70 患者用パス1
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 75 1.09 6.40 8.00 61.64 患者用パス1
患者用パス2
患者用パス3
患者用パス4
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿) 58 0.81 2.14 0.00 48.62 患者用パス1
患者用パス2
患者用パス3
患者用パス4
患者用パス5
現在、整形外科の常勤医師は6名及びスポーツ整形手術を行う医師1名で手術を行っています。(非常勤除く)

前年同様に、特に高齢者の方に多い大腿骨骨折の手術が多く占めています。
またスポーツ整形(主に関節鏡下手術)や、骨折術後等の固定具の抜去での件数も増加しております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 34 0.59 8.24 5.88 79.47 患者用パス1
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 20 0.65 28.70 80.00 74.00
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 17 2.53 6.00 5.88 75.59 患者用パス1
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 13 2.85 23.62 53.85 66.38 患者用パス1
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 12 11.83 30.33 50.00 80.83
現在、脳神経外科の常勤医師は3名で手術を行っています。(非常勤除く)

くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍、内膜剥離、脊椎・脊髄の手術、中でも頸動脈ステントの治療等、
より低侵襲な手術件数も増加しております。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-2 大伏在静脈抜去術 37 0.00 1.00 0.00 69.19
K5612 ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 22 2.59 8.41 0.00 74.45
K5551 弁置換術(1弁) 19 5.05 23.26 5.26 68.89
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 15 4.33 32.20 13.33 71.53
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 11 3.00 8.36 27.27 70.45
現在、心臓血管外科の常勤医師は3名で手術を行っています。(非常勤除く)

患者さまに納得して治療を受けていただけるように、わかりやすく病気や手術の説明をしております。
また、心臓血管外科に関するあらゆる疾患(成人に限る)に対応いたしております。
・心臓、血管の循環器系疾患に対して幅広く緊急手術にも積極的に対応し手術を行っています。
・ICU・CCUを10床有しており、手術後の集中治療期も安心して治療に取り組むことができます。
・心拍動下冠状動脈バイパス術や、腹部大動脈瘤へのステントグラフト治療など最先端治療にも積極的に取り組んでいます。
当院では、成人心臓血管外科に関するあらゆる疾患に対応いたしております。


泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 60 2.15 5.68 0.00 73.78 患者用パス1
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 26 1.50 4.15 0.00 72.73 患者用パス1
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 25 1.00 2.56 0.00 53.04 患者用パス1
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 16 0.44 2.50 0.00 76.19 患者用パス1
K7981 膀胱結石,異物摘出術(経尿道的手術) 3 1.00 3.33 0.00 63.00
現在、泌尿器科の常勤医師は2名で手術を行っています。(非常勤除く)

当院泌尿器科は低侵襲の治療を提供すべく日々努力しております。
2012年4月から内視鏡を使ったTUL(経尿道的尿管結石砕石術)という治療を導入しました。
レーザーで石を粉砕・回収し体外に取り出せる治療です。
結石の大きさ次第で誰にでも適用されるわけではありませんが、結石を確実に砕石できます。当院では従来のTULと軟性尿管鏡によるf-TULも行っております。
また、もう一つの診療の柱である排尿障害に対し、従来のTURP(経尿道的前立腺切除術)に加え、HOLEP(経尿道的前立腺核出術:レーザーを照射し、肥大した内腺(腺腫)を外腺から剥離し取り出します(核出:くり貫くこと))も開始しました。TURPに比べて出血量を少なくすることが可能となり、入院期間や完治までの期間も短く、低侵襲な治療法として非常に注目されています。日本泌尿器科学会による前立腺肥大症ガイドラインでも推奨グレードAと最上級の評価となっております。
最後になりますが、当科は上記に加え、TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)やその他のEndurologyに力をいれております。検査においても膀胱鏡検査を始め、できるだけ侵襲の少ない器具を使用し、患者さんのニーズに少しでもお応えすることをモットーにしております。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 218 2.03 2.21 0.46 69.27 患者用パス1
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 56 0.11 9.61 5.36 72.59 患者用パス1
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 44 1.73 3.95 2.27 75.18 患者用パス1
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 41 1.51 2.15 0.00 60.76 患者用パス1
患者用パス2
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 38 1.05 4.13 0.00 66.29 患者用パス1
患者用パス2
現在、循環器内科の常勤医師は6名で手術を行っています。(非常勤除く)

当院では、主に虚血性心疾患に対して経皮的に行うカテーテル治療(バルーンを膨らませて血管内を拡張させたり、再狭窄予防でステントを血管内に留置したり、
血管の壁を削ったりする)や、頻脈性不整脈に対するアブレーション治療(心筋焼灼術)が割合的に多く施行しています。
このほかにもペースメーカーや徐細動器植込みや、閉塞性動脈硬化症の治療などにも対応しています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 77 1.01 11.18 1.30 77.53
K654 内視鏡的消化管止血術 36 1.06 10.56 16.67 70.06
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 22 1.00 2.36 0.00 67.41 患者用パス1
患者用パス2
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 13 1.54 5.38 0.00 76.31
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 10 0.80 4.10 0.00 70.40 患者用パス1
患者用パス2
現在、消化器内科の常勤医師は5名及び内視鏡内科の常勤医師1名で手術を行っています。(非常勤除く)

主に大腸腺腫や大腸ポリープに対する内視鏡的治療、緊急の消化管出血に対する止血術、胆管膵管造影後の胆道ステントや、乳頭切開術などを
施行しています。前年に比べ、内視鏡によるERCP件数は、消化器外科への転科による根治手術により減少しております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 1 0.01
異なる 5 0.07
180010 敗血症 同一 3 0.04
異なる 8 0.12
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0
異なる 0 0
180040 手術・処置等の合併症 同一 60 0.89
異なる 1 0.01
平成29年度中に退院した患者様のうち、
「播種性血管内凝固症候群」「敗血症」「その他の真菌感染症」「手術・処置等の合併症」の症例数と発生率です。
入院契機が「同一」か「異なる」の違いとしては、「同一」ということは、ある疾病に対して診療・治療する目的で入院して、
その疾病の診療・治療を行ったことを示し、また「異なる」ということは、ある疾病の診療目的で入院したが、
併せて発症していた疾病もしくは入院中に発症した違う疾病による診療・治療が主だったものになってしまったことを示しています。

「播種性血管内凝固症候群」「敗血症」は、DPCで高額な点数が設定されているため、
臨床的に根拠のある診断でなければ不適切な請求を疑われかねないDPCの病名です。
実際に「播種性血管内凝固症候群」と「敗血症」で請求されているもので、
DPC病名と入院契機病名が異なる場合の入院契機病名の疾患は、
「循環器疾患:4」「消化器疾患:3」「筋骨格疾患:1」「皮膚疾患:1」「呼吸器疾患:1」となっています。
ほとんどの症例は癌や感染症等で入院当初より全身状態が悪化して重症な病態になってしまった症例です。

「手術・処置等の合併症」
ほとんどがDPC病名と入院契機病名が同一である症例となっており、
手術・処置などの合併症により入院され、治療を受ける患者様が多くなっています。
合併症はどのような手術・処置でもどのような患者様でも起こり得るもので医療ミスとは意味合いが異なります。
当院では、術後の創部感染に対する処置や、
人工透析を行うために作成した内シャントまたはバイパス術施行後の狭窄や閉塞に対するものがほとんどです。
更新履歴
2018.9.30
平成29年度 菊名記念病院 病院指標を公開しました。
2017.9.30
平成28年度 菊名記念病院 病院指標を公開しました。
2016.9.29
平成27年度 菊名記念病院 病院指標を公開しました。