チーム医療の提供が求められる中、当院でも様々な多職種のチームが活躍しています。
看護師は、認定看護師・専門看護師としての資格や自ら専門的知識を学び、その知識を活かして活動しています。また、看護実践能力の一つである「協働する力」も、このチーム活動で養うことができます。
【✔NST(栄養サポートチーム)】
食事摂取が十分でない患者さまや栄養状態の改善が必要な患者さまに対して、各分野の専門職が集り適切な栄養管理方法について検討し、疾患の回復を支援しています。
〇活動:毎週1回(金曜日) 〇メンバー:医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、医事課職員
【✔SST(摂食嚥下チーム)】
口の中の衛生状態の確認や嚥下機能(食べ物の飲み込みの具合)の評価や食べる機能の回復に向けてのアドバイスや食事の形態の選択、食事摂取、介助方法の検討を行っています。
〇活動:毎週1回(木曜日) 〇メンバー:医師、歯科医師(月2回)、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士
【✔褥瘡対策委員会】
褥瘡(じょくそう)とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなるなど皮膚の一部がただれたり、傷ができてしまうことです。一般的に床ずれと言います。
院内にいる褥瘡発生患者を委員会メンバーで回診することで適切な処置や悪化を予防するための対策を検討します。また褥瘡予防に欠かせないベッドマットや体位交換枕の管理を行っています。
〇活動:月2回(第2、4火曜日) 〇メンバー:医師、看護師、理学療法士、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士、医事課職員
【✔排尿自立支援】
目的:排尿に関する知識・ケアを向上することで尿道カテーテルを早期に抜去し、尿道カテーテル留置に伴うトラブルの予防や排尿自立(排尿管理方法は問わず、自力で排尿管理が完結できること)の方向に導き、患者のQOL向上を目指しています。
〇活動:週1回 〇メンバー:泌尿器科医、看護師(下部尿路症状の排尿ケア講習会修了者)、作業療法士
【✔認知症・せん妄サポートチーム】
認知症患者は入院による環境の変化や治療、病状の悪化によって行動・心理症状が乱れることがあります。
また認知症患者だけでなく、手術や処置によって意識が混乱してしまい、せん妄症状(※1)を呈することがあります。私たちはこれらの症状を予防したり、最小限にするため多職種でアプローチし最善のケアを検討・提案しています。
(※1 意識レベルが急性かつ一過性に障害される状態)
〇活動:毎週1回(火曜日) 〇メンバー:精神科専門医、老人看護専門看護師、社会福祉士、薬剤師、理学療法士、看護師
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